産経新聞
2002年3月27日号



OA機器販売「ナカムラ」
大阪・北摂で事業強化


ソフト開発会社を買収へ


 OA機器販売のナカムラ(大阪府池田市、中村浩社長)は、池田市や箕面市など大阪・北摂地域での事業強化に乗り出す。その第一弾として、大阪市北区のコンピューターソフト会社を買収する。
 
「ソフト分野のシステムを強化し、OA機器販売のハード面からアフターケアまで一貫したサービスの充実を図る」(中村社長)狙いだ。
 買収の話が浮上したのは半年ほど前。税理士の紹介でソフト開発会社を知り、買収交渉を続けてきた。
 買収するソフト開発会社は、創業30年ほどの優良企業。資本金1,500万円で、従業員は15人。年商1億円強を上げている。
 ナカムラは子会社のナカムラシステムサービスと共同で、ソフト開発会社の全株を取得し、子会社として運営する。社長には中村社長が就任する予定で、従業員はそのまま引き受け、社名もそのまま存続する。
 交渉が順調に進めば6月に正式調印する。買収金額は3000万円程度。
 中村社長によると、取引先の企業の多くはパソコンを活用しており、ソフト面でのフォローを求める声が多かったが、これまでは外部のソフトメーカーに任せる傾向が強かった。
 「顧客へのサービス向上を図り、“ソフトメーカーの仲介業”といったイメージを払拭したい」(中村社長)との思いから、コンピューターシステムにグループで対応できる体制づくりのため、ソフト開発会社のM&A(企業の合併・買収)に意欲を示していた。
 OA機器のディーラー業界は、オフィス需要の低迷で新規事業に参入する企業が増えているが、中村社長は「業界は厳しいが、事業の多角化を進める考えはない。北摂地域の顧客を深堀りすることで、他社と差別化を図る」と強調している。